よしりん先生が
来てくれましたー
全部読んでないせいでしょうが、
聞こえてくる感想が
『女について』 ばっかりです。
「とにかく驚いた。
こんな女は嫌いだが、
女の媚びに弱い
小林先生の気持ちもわかる」
と言う者がいれば、
「描かれた女性には
大丈夫なんですか?
奥さんは大丈夫ですか?」
とやたら心配する者もいます。
仕事の関係者からも、
「小林さんはなんで
こんなの描いたんだ?」
「これはイメージダウン
じゃないの?」
という声も聞かれました。
一方で、
「渡辺淳一なら
自分を美化して描くが、
これは正直だから面白い」
という人もいます。
何と言っていいのか戸惑って、
反応しない人もいます。
漫画に出てくる妻に対して
同情してしまったのか、
「小林先生と奥様は強い絆で
結ばれているんだなと思いました」
という女性の感想もありました。
門弟たちの感想としては、
「突然すぱんっとなたで
切り落とすように別れる
男性の非情を女性にこそ
読ませるべきです」
と言ってくれる女性もいます。
培った情を見ぬけ
と言ってるのでは?」
と好意的に解釈してくれる
女性もいます。
戦う男の背中の傷跡も
なにも見えちゃいなかった。
根底に男性の戦士の一面に
対しての尊敬がなくては
無理なのです」
とまで言ってくれるのだから、
優しい女性がいるもんですね。
母性に溢れています。
総スカン食うかと思ってました。
男性からの
「これは業マニズム宣言ですね。
漫画のタッチもウディ・アレンの
映画のように洒落ていて
クスクス笑いながら読みました」
という感想には驚きました。
わしはウディ・アレンは
かなり見ていて、
ひょっとしたら
影響されていたかも
しれないのです。
『女について』 は
そんなに衝撃だったかな?
わしは読者からの
「聖人君子圧力」 がどんどん
高まってるような気がして、
このままでは作家として
潰れてしまうと思ってたので、
自分の馬鹿さも毒も
さらけ出せる作品が
描きたいのです。
丸くなりませんから。
『女について』 は
わしの新しい試みです。
ぜひ読んでみてください。
馬鹿をやってるなという
感想でも構いません。